化学センサ研究会 10年の歩み


(参考)

センサ研究懇談会設置趣意書の一部抜書

 電気化学協会の事業活動の一端として、センサ研究懇談会の設置を提案します。

 電気化学の関する新しい分野で今後重要なものは何かと言うことについて二つの方向が考えられます。一つはマクロなラージスケールなものですが、エネルギー問題などがこれであり、協会あるいは会員の多くが、このことはつとに認識し、既に調査・研究などの活動を始めておられます。今一つはミクロなファインな方向のものでありますが、その一つとして協会で既に電子材料に関する活動が続けられていますが、ここに提案するセンサもこの方向の問題であります。

 センサとしては広汎多種にわたるものが出現し、その重要性が増大しています。これらはいずれも電気化学と密接に関わっていますが、これまで協会の活動としては取り上げられていません。しかし、その重要性・将来性は益々大となりつつあるのに対して電気学会、応用物理学会などでもセンサについては十分な対応をする余裕がないようです。そのような状況ですので、この際、電気化学協会内にセンサ研究懇談会を設けて調査・研究活動の場としてセンサの今後の発展とともに、協会の事業活動の拡大に寄与したいと考える次第であります。


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